想い出の風味

今、夜便で日本に帰国中。
通常の悲惨なエコノミーではなくANAさんのプレミアムエコノミーだよん。

快適ズラ

ワシ鍛えているので肩幅人並み以上にあるので飯はどうでもいいけど、席がビジネスクラス並みに広いっていうの非常にありがたい。

海外出張のサラリーマンはプレミアムエコノミーっていう風潮広まらないかな?

ところで、
機内食のデザートにパパイアが出た。
噛み締めた瞬間、かつて過ごしたボルネオ島で出会ったインドネシア人スタッフの顔が浮かんできた。
そいつは人当たりはいいものの狡猾な男であまりいい印象がない、むしろ警戒してたけど...
懐かしい気持ちが湧いてきた。

胸がキュンとなるような感覚。

その男に対して、と言うよりは当時未来を信じて、辺境の地で夜中まで必死に頑張ってきた若き日の自分に対して懐かしい気持ちが湧いて来たんですな。

デジャブ...って感覚、ワシの場合視覚よりも嗅覚とか味覚から来ることが多い。

バンコクの中華街を散策している時、ふと通りの匂いに香港の裏道を思い出したり、何の気なしに口に入れたキャンディに小さい頃父親がたまに連れて行ってくれた横浜元町でしか手に入らない(と当時は信じてた)アメリカから輸入のハイカラな味のキャンディを思い出したり。

デパートの化粧品売り場や空港の免税店で鼻をかすめる香りに昔の女性を思い出したりとか。
(わー!!奥さんもこれ見てるので余計なこと書いちゃった!あくまでも過去の話ね!)

どこかの番組で「オニギリは何の具が好き?」っていう特集で「何で男性は赤飯握り」が好きなんだろう?って女性コメンテーターがクエスチョンを出していた。
ワシの場合は、小さい頃の運動会を思い出して幸せな気持ちになるから、っていうのが回答。
鳥のチューリップ唐揚げがあれば尚良し!!
あの頃は運動会っていうだけでワクワクしてたし、親も若くて元気だったしね。
f:id:yuruiasian:20141220213224j:plain






誰得飲み会

サラリーマンもとい給料の男となるとお付き合いの飲み会は必然である         らしい。
吾輩は新入社員の頃から、このお付き合いの飲み会が苦手で嫌で嫌でしょうがない。
まだ吾輩が若い頃はバブルの余波やコンプライアンスも緩かったせいか?飲み会の費用は会社から出たので、まだ"飲み"会として、上司や野心満々の同僚からの詰まらない仕事の話を巧みに交わしつつ、高そうな物をひたすら摘んでいれば良かったのであるが、もうそんな時代は終わり会社の飲み会でも割り勘となった今、全く付け入る隙がなくなってしまったのである。
しかも40中盤も近くなり、成人病対策兼コスト削減のために我が愛する奥さんが心を込めて作ってくれる愛妻弁当でなるべく不必要なエネルギーは取らないようにしているのに、飲み会ではイカニモ健康に悪そうな物のオンパレードなのである。

時間とお金と生命の危険を冒して行かなければならないほど、会社の飲み会は重要なのであろうか?

詰まらんビジネス書にパラパラ目を通すと、
「飲み会には積極的に参加して人脈を作れ!社内飲み会なら社内人脈を作れ!」とか書いてあるけど。
でも実際は為になった飲み会なんて今までほとんどない。40年超生きてきたけど。

パターン1: 我の強くて野心満々なおっさんが如何に自分は栄光の道を歩んできたかの自慢のオンパレード(こういうおっさんが複数いると自慢合戦が続き、第三者は急激に一刻も早く帰りたくなる)、

パターン2: 会社やその場にいない人、もしくは最年少出席者へのダメ出しのオンパレード

になるのがほとんどなのである。
いつも飲み会の後には自己満足とか村八分とか弱い者イジメを見た後の不愉快な気持ちと嫌な首のコリしか残らないのである。

吾輩は3回誘われたら2回は断るがそれでもストレスが溜まる。

みんな楽しいんだろうか?

この前、いつも音頭を取って飲み会にみんなを誘う同僚がポロリと漏らしていた。

「嫁がさー。俺が飲みに行くの嫌な顔するんだよねー。そういう時、俺言うんですよ!俺だって好きで行ってるんじゃないよ!こういう関係造りしないと出世に響くんだよ!」ってね。

うん、そうか!吾輩には理解不明であった会社人間に見えた彼も心の底は「一部」吾輩と同じような考えであったか!
全く宇宙人みたいな思考回路ではなかったんだ!


・・・


じゃ誰得なの?!

いや言い変えれば

何得なの?

みんな本当は行きたくないのに、何かのお勤めのように行く。

自分の時間も、金も、健康も犠牲にして(健康は中年以上か?)行く。

いったい誰がどう得するもんなんだろう?会社の飲み会って...

ストレス発散の為なんて答えは期待してないよ!
同じ金で気の合う仲間とワイワイしたり、自分好きなことをジックリやる方がストレス解消できるしね。

他人に自慢したり、その場にいない人や言い返せない若い人をイジメるのがストレス発散の唯一の方法という壊れた人は何処か高いところに行って鳥さんになった気持ちでダイビングした方がよろし。

ちなみに会社の飲みでも仕事の話をせず、かつガツガツしてない節度のある人と飲みに行くのは嫌ではありません。老若男女を問わず。

業界とか業務なんかのチッポケな話よりよっぽど人生のヒントや心のオアシスがその人との話から得られるから

f:id:yuruiasian:20141207014646j:plain
あー今日も作り笑顔疲れた!
早よ寝よっと!




熊に背を向けて逃げてはいけない

タイトル通り、山で熊にバッタリ出会った時、背を向けてスタコラ逃げたらいけないそうである。
背を向けたら、熊の本能が刺激されて追っかけられるそうである。
熊だけではない。飼い犬も、大型の鹿なども"背を向けて逃げたら"追っかけてくるそうである。
肉食、草食に限らず動物共通の本能と言うならば人間はどうなのだろうか?

と、こんなことを申し上げましたのは、今日インド人の取引先の受付でボーッと待っていた時に、ふとこういうことを考えざるを得ない状況に追い込まれたからである。
この所、ブログを更新する時間もないほど忙しく、かつ連日複雑なインドの税システムや訛りのあるインド英語に吾輩の小さな脳はオーバーヒート寸前になっており、この頃ふとした際に機能が停止する...うまく言い表せないが、記憶が飛ぶとでも言うのであろうか?
要するにボーッとしてしまうのですよ。

今日も束の間の待ち時間に吾輩の小さな小さなCPUは、自動的に機能を停止していたのである。

...

気付くと目前でおっさんが後向きに屈んで、何やら受付の机の下でゴソゴソやっているのをボーーーっと見ていたのである。

話は少しそれるが、インド人は腰周りデブの人が多い気がする。油タップリカレーと激甘なお菓子のせいだろうか?
足が長いので、卵に脚が付いた...早く言えばハンプティダンプティみたいな体型の人が多い。
そのおっさんもその一人であったのであるが、思考停止した頭でそいつを見ているうちに無性にそいつの尻を引っ叩きたくなったのである。
もちろん、吾輩はホモでもなければ、無差別に人に暴力を振るいまくる危ない人でもない。
善良ないち"給料の男"である。
毎月の給料明細と早く帰れる日だけが楽しみの典型的いち"給料の男"なのである。

しかし、

その時は無性にそのおっさんの丸々とした尻を思い切り平手で引っ叩きたくなったのである。
そのおっさんとは初対面であるし、今日のアポ先でもない。恨みもない。
もちろん、吾輩にも理性があるので、そのおっさんは痛い目に合わず、かつ吾輩も約10分後に現れたインド人の機関銃のような切れ目のないインド英語のカオスな世界に再び沈殿していき取引先でトラブルを起こすのを免れたわけである。

帰りの渋滞の車の中で、束の間真剣に考えて吾輩を襲った衝動に説明付けしてみたのが、この動物の追っかけ本能である。
背を向けた、言い換えるなら尻を向けたおっさんへの攻撃衝動は追っかけ本能からくるのである。

つくづく...

アホですな。


吾輩は疲れているのであろうか?









...年末は日本でノンビリしたいな。

でも、今気付いたけど、動物の追っかけ本能と尻を引っ叩きたくなる気持ちは全然イコールではありませんな。

肉体的にも精神的にもヘトヘト状態なので勘弁して下さいね。

ブログ用にそいつのツマラない尻の写真を撮るのも、常識的に見て「どうよ?」なので、今回は写真無しです。

悪しからず


土埃

本日行った世界遺産
f:id:yuruiasian:20141121011354j:plain
13世紀のイスラム王朝が作ったらしい。
f:id:yuruiasian:20141121011357j:plain
アップ
f:id:yuruiasian:20141121011359j:plain
塔のうんちく

モロい砂岩で出来ているらしく、エリア全体が砂埃っぽい。
ところでデリーは北京以上にPM2.5汚染が進行しているらしく街全体がそもそもスモッグに覆われ、いつ行っても遠くが霞んでいる。
私は大人喘息とこの前診断されたせいか?デリーに行くたびに咳が止まらなくなる。

今回も早々に退却することにして、今空港。
f:id:yuruiasian:20141121011402j:plain

因みに昨夜デリーに着いたが、驚くことに涼しかった。
f:id:yuruiasian:20141121011403j:plain

コレはデリーのスタバ
f:id:yuruiasian:20141121011405j:plain
スタバって言うと香港でもマレーシアでもシンガポールでもwifi使えたけど、此処は使えなかったo(`ω´ )o
此処だけか?インドのスタバはそういうものなのかな?

今回のブログの最後の方はタイトルと関係ない話になってしまった!


陣取り合戦

f:id:yuruiasian:20141117022428j:plain

飛行機の2列とか3例席にあるひじ掛けってなんの役割果たしているんだろう?
自分が背が高い(胴が長い?)こともあってひじ掛けに体重掛けて楽になるには腰を曲げて変な格好にならざるを得ず、腰痛持ちの自分としてはひじ掛けの使用を諦めざるを得ない。

それはそれでいいのだが、ひじ掛けに肘乗せて意地はっている輩を見るとグッタリした気持ちになる。

分かった人同士だとお互い気を使ってひじ掛けを使わず、食べ終わったトレーなんかも気を使ってCAに渡してあげるなど気分良くて、長時間フライトでも精神的には疲れない気がする。

本日は、疲れるパターンの方にあたってしまい、横の小太りのオッさんが両肘を左右のひじ掛けに乗せて頑張っていた。
俺と逆隣りはオッさんの部下らしき若者で、この若者になんらかの対戦ゲームを指導していた。
この二人の声が馬鹿でかかったのと、このコブトリの突っ張りにゲンナリ。

張り合うのも馬鹿馬鹿しいので背を伸ばして腕組んで寝てたけど、こういう場合どうしたらいいのかしら?

ひじ掛けの奪い合いをするって答えは美しくないので止めてね。
この前知り合いがインド人とひじ掛けの奪い合いした!って得意げに話してたけど...えーっとなんだったっけ?
こういう場合言うべき言葉。
さもしいだって?
大人気ないだっけ?

いっそのことひじ掛けじゃなくて衝立にしてもらったほうが自分的にははるかにいい!

このひじ掛けって争いの素のような気がする。
いやいや、アレはひじ掛けに見えるけど、本当はリモコンの収納とかヘッドホンの差し込み口が付いている単なる椅子の出っ張りだよ!
というのなら衝立にタッチパネルを装着すればいいのに。スマホとかiPadみたいに指先タッチでさ。

ビジネスクラスとかしか乗ったことのない人には分からない話でした!

トランジットで腹ごしらえ

今、スワナプーム空港でトランジット待ち。
どうせ目的地に着くの深夜だし、次の機内食も多くを望めないだろうから腹ごしらえ

f:id:yuruiasian:20141116191118j:plain
先ずはビアシンハー

前菜は
f:id:yuruiasian:20141116191121j:plain
牛肉ソムタム

主菜は
f:id:yuruiasian:20141116191125j:plain
クエティオ

スワナプームでトランジットする時はいつもこの店
f:id:yuruiasian:20141116191129j:plain

市井で食べるよりちょっと高めだけど、味は悪くないと思う。
従業員の対応も親切だし。用がない時は放っといてくれるし。
この用がない時に放っておいてくれるってとっても大事!
ビールが無くなったから次のビールはどう?とうるさく聞かれたり、お皿に料理が僅かに残るだけの状態になるとハゲタカのように寄ってきて「もう終わったか?皿下げていい?ねえねえどうなの?どうなのよ?ねえねえねえ!」となんて来られるのもウザい。
こっちだってペースがあるんだから放っておいて欲しい。
タイって気配りの国なのかな?接客で不愉快な思いをしたのはあまりない。

ところで、今夜目的地のホテルにチェックインするの12時くらいで、明日は朝から会議。
ヘッポコサラリーマンの俺としてはこの上なくヤダ!
今朝、羽田で周りを見回すと、サラリーマンらしきおっさんがたくさん居たけど。
他のサラリーマンはどう思ってるのかな?

馬鹿もん!!サラリーマンは24時間仕事のこと考えて、家庭とか自分の健康とか省みちゃダメなんだ!!会社のために休日も返上して、残業代が付かないように家に仕事を持ち帰って、頑張りに頑張り抜いて過労死するのがサラリーマンの鑑ナンジャ!!みんな会社のために頑張ってるんだから、お前も死ぬまで頑張り尽くせ!!」

...ってお説教くらうのも嫌なので聞けないんだけど。

偶然

f:id:yuruiasian:20141116190948j:plain
このタイトルの意味が本当にわかる人は、世界で一人だけと思うけど、今日の機内のおつまみ。

おいしく頂きました。( ^ω^ )

タイトルの意味?

実は3日ぐらい前からウチで既に味好みを頂いていたんですよ。意味がわかる人とは当然、奥さんのこと。
昨日最後の一袋を空けたと思っていたら、今日も機内おつまみで出てきてプチラッキー!!

偶然と言えば、少し暗い話になっちゃうけど、今まで本当にいい偶然に巡り会えたことなんか殆ど無い。

40数年間で数えるほど。

良さそうに見えても、裏があってガッカリすることがいつものパターンです。

うまい話には裏がある

と言うのは本当ですな。

でも、どうしようもなく不幸になったという事もない。

うまい話
乗る
実はそうでもなかった
ガッカリ
苦境に入る
何故かいつも何処からか救いの手が入る

このパターンも多いと言える。

「先祖のご加護...」とか時代劇見てるとたまに聞くけど、そう言うのって結構あるのかな

(字が突然大きくなっちゃったけど、原因不明、ご先祖様の意志かな?単にはてなブログの機能分かってないだけだったりして)

人の縁ってつくづく大切にしなきゃ!と思う。

人の縁だけじゃない。
前に手術したことがあるけど、半年間寝たきりになった。
歩くのもやっとで壁を伝ってベッドからトイレまでの何mを移動してたけど、今では何千マイルも飛行機で移動できるほど回復した。

バイクで事故した、というか"された"時もある。
バイクが衝撃を吸収してくれてグシャグシャになったけど本人は一時的に救急車で運ばれただけで特に後遺症も無かった。(少し馬鹿になったけど)

ハリウッドとかウォール街の成功者のような一攫千金の強運もあれば、ほどほどの運の良さ、すなわち、それほどニッチもサッチも行かなくはならない運の良さというのもあるのかもしれないね。
f:id:yuruiasian:20141116190950j:plain
ご馳走様